アルデバランという星
こんにちは、さなです。
朝ドラ『カムカムエブリバディ』が好調のようです。
毎回NHKの朝ドラは、
出演者と時代背景、主人公たる方の個人的興味などから見るか見ないか決めるんですが
今回の決め手は「主題歌」でした。
アルデバラン
算命学には中国流派と台湾流派があるのですが、
台湾算命学である「天上聖母算命学」を唱えた西川満先生。
いわゆる算命学の南派(台湾)の流れを日本に持ち込んだといわれるのが
作家の西川満先生なのですが、その著書である
【天中殺~星の神秘と命運】
という書籍に登場するのが、
このアルデバランと言う星です。
(西川先生の著書はこれだけではありませんので、
この書籍だけに出てくるという訳ではありません)
台湾算命学では干支からの読み取りよりも
陽占の方の星を見ての読み取りを重要視するようです。
十二大従星=十二命星
十大主星 =十大恒星
という呼び方です。
星の名称も中国流の算命学とは異なります。
それぞれが、夜空に煌めく星の名前になっていて、
算命学とはなんてロマンチックな別の解釈があったのだろうか…と
著書を手に取った時、西川先生の言葉の一つ一つを夢中で目で追いました。
さて、そのアルデバラン。
中国流派の算命学では【天貴星】であります。
アルデバランはおうし座の主星。
冬、昴(すばる)に続いてのぼってくるので、
アラビア語の「アル・ダバーラン」(後に続くもの)から出ている。ギリシア語では大神・ゼウスの化けた白い牛である。
アラビアではアルデバランを大きな駱駝(らくだ)と見、
他の五つの星を小さな駱駝とみた。日本でも「すばるのあと星」とか「あとぼし」と呼んでいる。
(天中殺~星の神秘と命運~より抜粋)
天貴星という星は物心ついた頃から小学生ぐらいの時代の星です。
自意識が芽生え、自尊心が備わります。
とっても純粋。とっても素直。
好奇心が強くて記憶力が抜群です。
その自尊心と責任感ゆえ、長男の役目意識が出てきます。
純粋で素直ゆえ、自分が置かれている環境が悪いと
あっという間にそれに染まってしまいます。
お子さんが天貴星をお持ちでしたら、
その素直さと純粋さを良い方向に生かせるよう、
配慮が必要ですね。
何故、このアルデバランという星のタイトルの歌が
今の朝ドラの主題歌になったのか
それは毎日の放送を見ていると、
痛いほどに切なく分かってきます。
晩秋のこの時期と重なり、
朝の爽やかな時間帯に胸をキュッと締め付けられるような…
何とも言えない寂しさと切なさを感じます。
いや、本当にとても良い歌だと思います。
表紙がちょっとおどろおどろしいですけどね(;^_^A
作家でもあり詩人の西川先生の文章は、
ところどころに登場する一節がなんとも叙情的です。
まさに宿命通りに生きた方だな…と
読み返す度に思うのであります。
残念ながら現在は絶版です。
探せば古書のサイトに見つけたりしますが、
結構なお値段です(;^ω^)
手に入れるのがちょっと難しいのですが、
機会があれば是非お読みいただきたい一冊です。