陰陽五行と漢方バカのお話

こんにちは、さなです。

 

桜も満開で春本番ですね。
そして一日の寒暖差が激しいこの時期は、
体調を崩す方が多いのでは、と思います。

いかがでしょうか?

私もご多分に漏れず、
この「春」と言うウキウキワクワクする季節が一番嫌いです(笑)
そりゃ~色んなお花が次々と咲き乱れて綺麗よね。

そりゃそうなんですけどね。

何と言いましょうか
じーっと閉じこもっていた「氣」たるものが
一気にぶわーーーーっと噴き出す・・・

そんなイメージでしょうか。

これについていけなくて
まずは自律神経がやられますわ、えぇ。
どこが悪いってわけじゃなく、いろいろ絶不調。
ふらふわするわ~
気持ち悪いわ~
お腹痛いわ~
めまいするわ~
頭痛だわ~
だるいわ~

それ、ぜーんぶ春のせいですから~( ;∀;)
(おまけに花粉症だし)

 

さて、本日のお題です(相変わらず前置きが長い)

私が算命学に興味を持ったひとつの理由に、
陰陽五行論を使っている、と言うものがありました。

 

これね。
これは漢方用の五行相関図。

私は20代の頃、自身の体調を改善するために
漢方による治療を続けておりました。

病院や民間治療を渡り歩き、
一向に改善していかない体と戦うこと10年以上。

漢方のお陰で、私の体は劇的に変わりました。

これはひとえに
根気強く私に向き合ってくださった漢方の師匠のご尽力と、
数々の苦痛に耐え信念を貫き通した自身の努力の賜物であると自負しております。

余談ですが、
この「劇的に変わった」時期と言うのは
算命学で言う「今までの自分と真逆の自分になる」時期と重なります。
血の滲む努力の結果、見事に陽転を果たした大運の時でした。

西洋医学に見放され、民間療法も手をこまねくだけの状態の中、
漢方に出会ったことは本当に私の人生を大きく変えてくれました。

その東洋医学と算命学が同じ陰陽五行論の世界とは!!!

胸が高鳴り、居ても立ってもいられなかったことを思い出します。

さて、その漢方ですが。
皆様ご存じの通り私は龍高星の人ですので、
興味の矛先を見つけたらじっとしていられません。

漢方の師匠に陰陽五行論を教えてもらい、
自分の体をもって検証を重ね(花岡青洲の妻か)
都心の書店に通っては専門書を買い漁りました。

30年以上も昔のことですのでね。
インターネットなんて皆無です。
自分の足でそこまで行き、探し、見つける・・・
それの繰り返しでした。
「ググる」が日常の現代ですが、
当時は知りたければ自分から探し回るしかなかったんですよねぇ。

当時のお勉強材料。
ほんの一部です。段ボールにどっさり山盛りあります。

私が学んできたのは
今の日本の主流である【中医学】ではなく【日本漢方】です。

そもそも「漢方」と言う言葉は日本の言葉で、
中国では漢方薬のことを「中薬」と言います。

古来の書である「傷寒論」などに記載の処方を汎用します。
所謂、チャート式に体質チェックをして処方を出す、みたいなやり方ではなく
(もちろん病名で出すなどはそれ以前の問題)
大切なのは主訴(症状)により処方を決めるところ。

風邪でもないのになんで葛根湯?!みたいな。

いや、葛根湯の症状だからだよ。
これが答えとなります。

葛根湯の証があれば、風邪じゃなくても葛根湯です。

 

算命学に「害」と言う位相法があります。

この「害」と言う概念が出来上がったのはほんの数百年前だと言われており、
中国4千年の歴史の算命学から見たら、結構近代という事になりますよね。

そしてこの「害」と言う概念を発見したのが、
その当時の漢方医の先生方であったのだそうです。

漢方を少しお勉強してきているので、
位相法の中でも「害法」はちょっと得意かも知れません(`・ω・´)b

ご自分の持っている宿命(陰占)を分析すると、
体質的にどこにウィークポイントがあるかが分かったりします。

五行の偏りを見るのですが、
私の場合は木性過多なので明らかに「肝」が弱い、と見ます。

この「弱い」は肝実、肝虚どちらでも「弱い」と見ます。
要するに東洋思想は「中庸」を貴ぶからですね。

「肝」って、季節に例えると「春」です。
よって、春はただでさえ肝系が弱る時期なのに更にやられる・・・というわけ。

「肝」は酸味を司ります。

昔から「酸っぱいもの食べなさい!」って言われてきましたけど、
結構苦手なんです、酸っぱいものが・・・(~_~)

柑橘食べればいいか~って思っていたら
「酢の物」や「梅干し」じゃないとあまり意味がない、と言われ
(両方とも苦手)

なんでやーーーーーっ!!

同じ自然の酸っぱみやないかーーーーーっ!!

・・・と叫んだのを思い出します。

チューハイ飲むときはレモンなど柑橘で割ると肝臓に優しいって言うよね?
アレも同じこと。
肝を助けるんですよね。

因みに陰陽五行アロマでも肝系が弱い人には
レモンやオレンジなどの柑橘系オイルが良いよって言われてます。

陰占から体質を見る占技は
厳密には五行分類だけではなく、
生まれた季節や日干なども見るのですが、

陰陽五行がわからないとちんぷんかんぷんなので、
気になる人は鑑定を受けられるのもよいかと思います。

 

どちらにしても、
先人達が残してくれた東洋の叡智の数々は本当に素晴らしいです。

今年の春もいろいろな不調と闘いながら
何とか乗り越えられているのも、

30年以上に渡り培ってきた漢方の知識のお陰でございます。

 

数々の教えに出会えて来た今までの人生に、感謝。

 

*注釈:私は医者でも薬剤師でもありませんことをお断りしておきます。

 

 

 

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